
「英語が得意だから、それを活かして副業をしたいなぁ…」 そんな風に考えてみたことはありませんか?だけど、英語の勉強を続けてきた人ほど「自分の英語力で、どんな仕事ができるんだろう?」という不安を抱えがちです。
TOEICや英検のスコアはあるけれど、実際に仕事で使ったことはない。そんな状態で副業に挑戦するのは、勇気がいりますよね。でも安心してください。英語副業に必要なのは、完璧な英語力ではなく、「今の自分のレベルに合った仕事を選ぶこと」なのです。
この記事では、英語レベルに応じてどんな副業ができるのかを整理し、あなたにぴったりの副業を見つけるヒントをお届けします。
英語を活かした副業に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

本業は、米国医療機器メーカーで働く医療翻訳者。英語での副業は19年目になりました。英語で副業したい人にわかりやすく解説します。
英語副業にはどんな種類があるの?
英語を使った副業には、翻訳や英会話講師だけでなく、英文ライティング、メールやチャット対応、海外リサーチなど、実は幅広い選択肢があります。それぞれに求められる英語スキルは異なり、リーディング力が中心の仕事もあれば、スピーキング力が重視される仕事もあります。
また、英語力だけでなく、パソコン操作やコミュニケーション力、納期管理などの「副業スキル」も重要です。たとえば、翻訳の仕事ではWordやGoogleドキュメントの使い方に慣れているとスムーズですし、英会話講師なら生徒とのコミュニケーション能力が求められます。
英語力×副業:あなたのレベルでできる仕事は?
英語力の目安に応じて、どんな副業ができるかを紹介します。自分のレベルに合った仕事を見つける参考にしてみてください。

初級レベル(中学〜高校英語/TOEIC 400〜600)
英語に少し自信がついてきたけれど、実務経験はまだ…という方には、サポート的な仕事がおすすめです。たとえば、英語チャット対応の仕事では、決まったテンプレートを使って返信することが多く、難しい表現は必要ありません。また、英語記事の要約や教材レビューなども、読解力を活かして取り組めます。
このレベルでは、「英語を使うことに慣れる」ことが大切です。完璧な文法よりも、相手に伝わることを意識して、少しずつ経験を積くことが大切です。
中級レベル(TOEIC 600〜800/日常会話ができる)
日常会話ができるレベルになると、より実務的な副業にも挑戦できます。たとえば、英語添削の仕事では、文法や表現をチェックする力が求められます。英会話講師として日本人向けにレッスンを提供することも可能です。
翻訳の仕事もこのレベルから始められます。観光案内や教育関連の文書など、比較的やさしい内容からスタートすれば、無理なく取り組めます。英文ライティングの仕事も増えてきますが、構成力や伝える力が求められるため、練習しながらスキルを磨いていきましょう。
上級レベル(TOEIC 800以上/ビジネス英語対応可能)
ビジネス英語に対応できるレベルになると、専門性の高い副業にも挑戦できます。医療や法律、IT分野の翻訳は単価も高く、継続案件につながりやすいです。また、海外企業との交渉や通訳、英語での動画制作など、グローバルに活躍できる仕事も視野に入ってきます。
このレベルでは、英語力だけでなく、専門知識や実務経験が強みになります。自分の得意分野を活かして、より高単価な仕事に挑戦してみましょう!
自分の英語力はどれくらい?
「自分の英語力って、どのレベルなんだろう?」と迷ったら、まずはセルフチェックしてみましょう。TOEICや英検のスコアは参考になりますが、それだけでは判断しきれません。
たとえば、英語で自己紹介ができるか、英文メールをテンプレなしで書けるか、英語のニュース記事を読んで概要がつかめるかなど、実務に近い場面での対応力が重要です。
また、クラウドソーシングで低単価の案件に挑戦してみるのもおすすめです。実際にやってみることで、自分の得意・不得意がはっきりしますし、仕事の流れもつかめます。
副業はやりながら伸ばす
「まだ自信がない…」という方も、心配しすぎなくて大丈夫です。副業は、やりながら英語力を伸ばすことができるからです。
たとえば、翻訳の仕事ではDeepLやGrammarlyなどのツールを使えば、文法や表現のミスを減らすことができます。英会話講師でも、最初は簡単なレッスンから始めて、徐々にレベルアップしていけばOKです。
大切なのは、完璧を目指すよりも「伝わる英語」を意識すること。そして、小さな成功体験を積み重ねることです。1件でも納品できれば、それが自信につながっていきますよ。
英語力レベルに合った副業を選ぼう
英語力が高くなくても、できる副業はたくさんあります。大切なのは、自分のレベルに合った仕事を選び、少しずつ経験を積んでいくことです。
副業は、英語力を活かすだけでなく、さらに伸ばすチャンスにもなります。まずは小さな一歩から始めてみましょう。あなたの英語力は、きっと誰かの役に立ちます。
中級レベル:英会話講師、英文ライティングなど
上級レベル:翻訳、通訳、海外交渉など